月齢と月相とは?

月齢(げつれい、moon phase)とは

月齢は(げつれい、moon phase) 、新月からの経過日数を表します。月齢は、0から始まり約29.5日で一周します。

月相(げっそう、lunar phase、phase of the moon )とは

月相(げっそう、lunar phase、phase of the moon)とは、月面のうち、地球から見て太陽の光を反射して明るく見える部分の様子のことです。

月相は通常、28分割で表現されます。

女性アイコン2 似ているけど、周期が微妙に異なるんですね。
はい。月齢と月相は、月の動きを日数またはそれに近似した数値で表現する点で似ていますし、おおむね連動しています。
ただ、いわゆる「月齢カレンダー」と呼ばれるものなど、一般的には月齢が数字で表され、月相が画像で描かれるため、混同されることがよくあります。
 

月齢と月相は完全に一致しない?

月相の周期は月齢のそれよりも約1.5 少ないことがわかります。

月相をより正確に表現するためには、平均的な朔望月の周期である約29.530589日に近づける必要があります。

ですが、満月と半月(上弦と下弦)を整数にするために、月相では便宜的に4の倍数の周期としています。

このため、月相と月齢は完全に一致しないことが一般的です。例えば、実際には、満月の月相は常に14ですが、月齢は約13.9〜15.6の範囲で変動します。

この誤差をカレンダーに落とし込むと、前日と同じ月相が続く日が1か月あたり1日ないし2日発生するということになります。

お月さまの満ち欠けの様子とその呼び方

満ち欠けの様子 おもな呼称 解説
1日目 新月、朔(さく)、朔日(さくじつ) 地球とお日さまの間にお月さまがくるので、地球からは見ることができません。
「朔」は「はじめ」という意味。旧暦では、朔日を基準にして月の満ち欠けや節気(季節の区切り)が計算されていました。
2日目 二日月、繊月(せんげつ) 糸のように細い月です。そのため、「繊(ほそ)」という言葉が使われています。太陽が沈んだあとに西の空の低いところで見ることができますが、繊月は非常に薄く、ほとんど透明に近い姿をしています。
3日目 三日月、眉月(まゆつき)、若月(わかつき)、初月(ういづき) なかなか見ることができないことから、見つけられたら幸運があると考えられてきました。
太陽が沈んだ後、西の空の低いところで見ることができます。
7日目 上弦の月、弓張り月、上の弓張(かみのゆみはり)、半月 月の形が半円状になり、月の右側が明るく照らされ左側は暗くなっています。直線部が上で、半円部が下の状態で沈んでいきます。弓の形に似ているところから「弓張月(ゆみはりつき)」とも呼よばれています。
13日目 十三夜、栗名月(くりめいげつ)、後の月(のちのつき) 月の満ち欠けの中で特に美しい夜を指す言葉です。十三夜にも、家族や友人と集まり、お月見を楽しむ風習があります。また、十三夜の夜には、女性の美しさが最も輝くとされ、恋人たちは一緒にお月見を楽しむことで、絆を深めるとされてきました。
14日目 小望月(こもちづき)、待宵月(まちよいづき)、幾望(きぼう) 満月前夜の月。月の呼び名にも、翌日の満月を楽しみに待っている様子が伺えます。
15日目 十五夜、満月、望月 最も明るい光を放ち、満ち満ちた姿を見せてくれます。一番長い時間観測することができるのも満月です。
16日目 十六夜(いざよい) 満月からわずかに欠けた形で見られます。これ以降、月の出がおよそ50分ずつ遅くなります。
十五夜よりも十六夜の月が遅れて出てくる様子を「月がためらっている」「はずかしがっている」と見立てたのが「十六夜」です。
17日目 立待月(たちまちづき) 月の出はさらに遅くなり、月の出を今か今かと外に立って待っていたことから「立待月」と呼よばれるようになりました。
18日目 居待月(いまちづき) 待ちくたびれて座ってしまうので「居待月」と呼よばれています。
19日目 寝待月(ねまちづき)、臥待月(ふしまちづき) さらに月の出が遅く、もう床に入ってしまうことから「寝待月」と呼よばれます。
このくらいの月齢の月は、太陽がのぼる前まで西の空で白くすきとおったように見えます。
20日目 更待月(ふけまちづき)、亥中(いなか)の月 夜も更ける頃に出る月なので「更待月」と呼ばれます。亥の刻頃になるので「亥中の月」とも呼ばれます。
21日目 下弦の月、弓張月、下の弓張り、半月 上弦の月とは反対で、左側が輝いて見える半月が下弦の月です。弦の部分を下にした状態で沈みます。
22日目 下弦後の三日月、有明の月 夜が「明」けてもまだ空に「有」る月で、夜中の1時から3時の間にのぼり、明け方まで輝きます。三日月とは逆向きで、西ではなく東の空に浮かびます。
28、29日目 明けの三日月 新月前に見られる最後の月を指します。季節により地球と月の動きに差があるため、実際見られる日には違いがあります。東の空で、明け方に輝いて見えます。
30日目 三十日月(みそかづき)、晦日(みそか)、月隠り(つきごもり) 再び新月に戻る頃の姿。「月ごもり」が転じて「晦(つごもり)」とも呼ばれます。
月末のことを「晦日(みそか)」といったり、年末のことを「大晦日(おおみそか)」というのはこのためです。

*図中の数字はおおよその月齢を表しています。
*月の呼称は期間に対して使用する場合もあります。

月の周期に合わせたアクションで運気アップ

満月

占星術の世界でも、満月や新月は特別視されており、満月や新月がホロスコープ上の星座の位置に入ることを「〇〇座の満月」「〇〇座の新月」と呼びます。

また満月や新月にもそれぞれに意味があり、月の周期に合わせて行動すると良いとされています。

ここでは、月の周期に合わせたおすすめアクションを解説します。

新月は「リセット」「スタート」をあらわす。新月には願い事をしよう

西洋占星術において新月が持つ特徴には「リセット」「新たなスタート」というものがあります。

新月は、月齢がゼロの日です。

この日からまた新たに月齢を刻み始めることから、ゼロに戻るという意味であらゆることがリセットされ、新たなスタートに最適な日であるとされています。

「リセット」「新たなスタート」という意味を持つ新月の日は、新たに願いをかける日に適しています。

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満月は「感謝」「達成」をあらわす。満月は願いを後押しするパワーも

満月は、月が完全に満ちた状態です。
このことから、満月には「達成」「実り」という意味があります。

満月の日には、まず、願いを叶えるために行動を起こした自分を褒めたり、達成できたこと・これまでに得た実りに感謝しましょう。

次に、新月にかけた願いを点検してみましょう。

叶わなかった願いは、その原因を探ってみてください。

願い事が大きすぎるなら、小さいことや一歩ずつ進むような願い事に切り替えてみましょう。
今までの行動・やり方で実を結ばなかったのなら、どうしたら叶うのか別の視点から探り、軌道修正することがおすすめです。

そして次の新月に願いをかける、というサイクルを作ると良いでしょう。

また、満月は、満ちた月のパワーで願い事の達成・成就をサポートしてくれるとも言われます。

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新月に願いをかけ、満月に感謝し点検するサイクルを作る

占星術では、それぞれ月に1度だけやってくる「新月」「満月」が非常に重要な意味を持っています。

新月・満月ともに、太陽と月と地球が一直線に重なる日。

そのため月の力が増大し、願いを叶えるために、強力に後押ししてくれると解釈されています。

新月の持つ「新しい始まり」という意味と、満月の持つ「感謝」「実り」という意味に合わせて、行動してみましょう。

新月に願いをかけ、満月に感謝を捧げて願いを点検する、というサイクルを作ることがおすすめです。

そうすることで、月から降り注ぐ力をしっかり受け取ることでき、願いの実現力がアップします。

月の周期に合わせて行動することで、月のパワーを活用して、願いをたくさん叶えていってくださいね。

 
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